平成8年(1996年)3月1日
日本経済新聞本紙1面に掲載されました。
顧客管理システム
提携企業に販売
JCB会員の情報を提供
ジェーシービー(JCB)は提携クレジットカードを発行する企業を対象に、
顧客情報を活用するための会員管理システムの販売を始める。
FD(フロッピーディスク)を利用した簡便・低コストのシステムで、
提携先が手元で会員の属性分析や営業店ごとの帳票出力、
利用金額に応じたポイント計算などができる。
初年度五十社への販売を目指す。
システムの名称は「JACQUET(ジャケット)」。
システム開発などを手掛けるネクスト・ブレイン(大阪市、田中久史社長)と
共同で開発した。
ソフトの価格は十八万円。
このほか毎月一万円の運用費がかかる。
JCBは会員データや利用明細データをFDに収め、
月に一回、提携先に提供する。
そのデータをもとに提携先が会員照会や検索などを行う。
従来、JCBは磁気テープに会員属性や売り上げデータなどを入れて
提携企業に送っていたが、データの加工に手間がかかるため
情報を有効活用している企業は少なかったという。
既に香川三菱自動車販売(高松市、宮地茂社長)など
二社が導入を決めている。
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